1999年コルビジェを訪ねた旅・コルビジェのアトリエ06

久々に1999年のコルビジェを訪ねた旅から。 パリのナンジェセール・エ・コリ通りの集合住宅の屋上への階段です。 階段のあるホールは玄関ホールといった感じの場所で、玄関ドアを入るとこの階段のホールに出ます。 階段はコンクリート製のらせん階段です。 上方を見上げたところ。 屋上とグラスハウスの棟屋です。こちらは本によると日光浴室と友人用の部屋だそうです。

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1999年コルビジェを訪ねた旅・コルビジェのアトリエ05

コルビジェの寝室です。 ダイニングからの出入り口は写真の収納boxが可動してドア代わりに閉まるようになっています。 手前下に見切れているのはベッドです。 箱の左にヒンジが付いていてドアのように回転しながら部屋を仕切れます。 結構動かすのは重かったように思います。 寝室奥のサニタリースペース。 開口の奥に小さな浴槽と洗面器があり、ビデはむきだしで寝室内にあります。 …

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1999年コルビジェを訪ねた旅・コルビジェのアトリエ04

コルビジェの自邸アパートのダイニング空間です。 椅子に座っているのは見学者の某日本人留学生さん。 左の壁の向こう側はキッチンで、屋根はヴォールト天井になってます。 窓にはステンドグラスの入った箱がはめ込んであります。 下には暖房用のラジエター。 箱のディテール 外から見るとこんな風。雨漏り防止と思われる庇がついてます。 ベランダからの景色。 …

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1999年コルビジェを訪ねた旅・コルビジェのアトリエ03

アトリエの奥の書斎コーナー。 当時の写真が飾られています。 作り付けの書類棚がありました。 6mmほどのベニヤ板をはめ込んで棚にしている模様で、机の下は隣の部屋のラジエターからの熱が来るように開放されています。 こちらは記憶によると、サブのベッドコーナー。ローパーテーションの裏に洗面コーナーがあります。 熱源と思われる電気温水器らしきタンクがありました。 …

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1999年コルビジェを訪ねた旅・コルビジェのアトリエ02

コルビジェのアパート。 アトリエ部分の様子です。 部屋は大きく三つに分節されて、写真の手前がアトリエ、奥の階段があるところが屋上テラスへの棟屋のある玄関ホール的部分、その奥がリビングとダイニングでした。 左手前に地流しがあります。 一番有名なヴォールト天井のアトリエのショット。 1999年当時は煉瓦壁の前にイーゼルが置いてありました。 ハイサイドライトから…

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1999年コルビジェを訪ねた旅・コルビジェのアトリエ01

ナンジェセール・エ・コリ通りの集合住宅です。 ご存じ、コルビジェの自身の住まいのあった場所。 当時持参のキャノンのA5は画角が37mm程度しかなく、全景が入り切りません。 1階のエントランスホールには一部スケルトンのエレベーターがありました。 1934年竣工との事ですが、エレベーターシャフトがガラス張りスケルトンで驚きました。 古いエレベーターで蛇腹の扉は見かけますが、…

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1999年コルビジェを訪ねた旅・カルティエ財団現代美術館

1999年に行ったコルビジェを訪ねた旅の様子です。 写真はコルビジェ設計でなくて恐縮ですが、ジャン・ヌーベル氏設計のカルティエ財団美術館のシブいディテール写真です。(全景写真は撮っていませんで、部分ディテールのみ。) 正面にある立体駐車場の自動車用EVが綺麗なので撮りました。 エキスパンドメタルによるカゴのディテールが綺麗で、車庫を地下に設けて、地上をさっぱりと仕上げているのが印象…

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1999年コルビジェを訪ねた旅・オザンファン邸

パリ市内の作品を見て回りました。 コルビジェがパリで初期に設計したものだそうで、外観のみ見学可能でした。 メトロ4番線のPorte d'Orleans駅下車。 昔はオザンファンの集合住宅と紹介されていた本を見た覚えがありますが、正確にはオザンファンさんの私邸のようです。 角の大窓が効いています。 スチールサッシュの枠はやっぱり綺麗ですね。 番地のプレート。…

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1999年コルビジェを訪ねた旅・スイス学生会館05

スイス学生会館の個室の窓です。 窓外のブラインドはオペレーターで閉める仕掛けで、操作しているのは一緒に行った仲間のSGさん。 個室内です。入り口ドア側にパーテーションを兼ねた収納があり、ドアを空けても部屋が丸見えにならないようになっています。 窓からの景色。窓下にはラジエターがあります。 廊下側の配管。設備のルートは苦労しているようです。

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1999年コルビジェを訪ねた旅・スイス学生会館04

パリのスイス学生会館、内部建具の様子。 戸当たりにそって建具の方を欠きこんでいます。 廊下の様子。 部屋のドアの枠は表現されていません。 部屋の中には梁と小柱と思われる物が露出しています。 横に沿っている丸パイプは樋?それとも雑排水の縦管か? 個室ドアノブアップ。 鍵はレバーハンドル下の古い物の他に追加して付けられているようです。 …

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1999年コルビジェを訪ねた旅・スイス学生会館03

パリにあるスイス学生会館の共用部分の様子。 1999年当時持参したキャノンの「最新式」デジカメA-5の写真でおおくりしております。 当時最新の81万画素ですので、だいぶ荒い画像です。 共用の階段です。 階段の緑色がとても良く、日本なら昔の電車等の運転席などに塗装してある色に近いです。 手すりのデザインも綺麗。34mmのスチールパイプと思われます。 縦配管の様子。2…

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1999年コルビジェを訪ねた旅・スイス学生会館02

学生会館の一階共用ホールです。 1999年当時ですが、共用で使うパソコン(初代iMACですね)があり、持って行かれないように壁の中にありました。日本だったら素で置いてあるでしょうから違いがあります。 こんな感じで見学ツアーの順番待ちの建築君たちでごった返しています。 地灯りは間接照明です。 シャワーコーナーなのか?ハードカバーの洋服ハンガーらしき物がずらりと並…

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1999年コルビジェを訪ねた旅・スイス学生会館01

コルビジェを訪ねる旅はパリへ移動し、まずはスイス学生会館を見ました。 なんといってもこのピロティーは素敵。最上階の上のコンクリートの壁面と下のサッシュの割合が絶妙です。 ピロティ見上げ。 二つのコンクリート梁の間が設備のパイプスペースになっているようです。 外部付けのブラインドがまた良いです。 ヨーロッパではごく普通の外付けブラインドですが、収まりも綺麗で、開閉…

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1999年コルビジェを訪ねた旅・ロンシャンの礼拝堂03

ロンシャンの礼拝堂で売ってる絵はがきです。 フランス空軍のミラージュ戦闘機の背景にロンシャンの礼拝堂が写っているめずらしい一品 2010年に再度行ったときにはこの絵はがきは売っていませんでしたので貴重な一品です。 石川淳建築設計事務所

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1999年コルビジェを訪ねた旅・ロンシャンの礼拝堂02

この写真は礼拝堂の横の修景小山から撮った写真。 建築の写真はみなそうですが、対象の建物を綺麗に撮るため、周辺の様子はトリミングして見せない事が多く、ロンシャンの礼拝堂も横にこんな小山の修景の工夫があるとは思いませんでした。 赤い服のO嬢。大感激でお思わず涙ぐんでます。 四面どこから見ても表情が違うとても不思議な建物だなあと感じたのを思い出します。 この…

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1999年コルビジェを訪ねた旅・ロンシャンの礼拝堂01

1999年の勤め先、インターデザインアソシエイツで行ったコルビジェを訪ねる旅です。 丘の上にありまして、駅から向かう道の先に見えます。(この写真は2010年に再度訪れた時のもの) 駐車場でバスを降りると霧がかかっていて、小道を上がると霧の中に礼拝堂が見えてきました。 感激したのを覚えています。思わず涙ぐむ人までいました。 石川淳建築設計事務所

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1999年コルビジェを訪ねた旅・・ラ・トゥーレット修道院09

ラ・トゥーレット修道院を一回りして外観を見に外にでました。 外観写真は色々な本にも良い写真があるので、めずらしくないのですが、最後の二枚は珍しいので是非ご覧を・・・ この写真は珍しいと思います。 修道院からちょと離れたところにある別棟です。 あまり本にも紹介されていませんので、ちょっと見ないと思います。 竣工当初からあるのか、あとから増築…

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1999年コルビジェを訪ねた旅・・ラ・トゥーレット修道院08

こちらは修道員たちの個室。 それぞれベランダが備わります。 余計な設備類が無いのでとてもシンプルで綺麗です。 現代日本だと、、ガス給湯器、エアコン、物干し、縦樋、避難器具などなど、見苦しい物を狭いバルコニーに詰め込まなければなりません。 ベランダの壁にはニッチがコンクリートで作られています。 また、手すり壁もコンクリートで、細かい穴が空いていて手が込んでいます。 …

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1999年コルビジェを訪ねた旅・ラ・トゥーレット修道院07

屋上のパラペットのディテールです。 天端に溝が掘ってあって、雨水が外にたれないように排水口がついています。 意外な心遣いにびっくり。 屋上緑化のようす 廊下の横連窓は。。。。 外から見るとこのようなディテール。 防水モルタルの水切りがイイです。スッキリとしていて、なおかつ味わいもあります。 昔は日本の公団の団地がこのようにモルタル笠木や水切りをつかっていました。…

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