桜を見る二世帯住宅の今年の様子

今日も金曜日。 4月に入っても各現場は「超」職人さん不足で工期がおくれています。 色々なメディアでも報じられていますが慢性的な職人不足の上、オリンピック需要、消費税駆け込みなどのため、住宅の現場はしわ寄せを受けています。 これからの時代、いままで経験をしたことのない状態が続き、さらに工期が長くなってゆきそうです。 さて、東京は桜のシーズンも終わりましたが、写真は二世帯住宅へ増築を…

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新しい寝室

桜を見る二世帯住宅の最終回です。 写真は増築棟の廊下から見た既存棟のリビング。 既存のリビングから見ていた時は玄関先の空中だったところからリビングを見返している状態なのでなんだか不思議な感じがします。 増築棟の2階レベルは初期設定時から階段1段分既存リビングから下げて設計していたので、黒のフローリングの先のリビングは1段上がっています。 左のドアが寝室。 新しい…

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子供室 飾り窓

子供室内部です。 北側の部屋ですので、天窓を作って明るさを確保しました。 また、開放クローゼットとの壁に飾り窓を付けました。 この窓は硝子が入っていて、はめ殺し。 奥様のご希望で作りまして、参考に見せて頂いた写真をベースに大工さんに枠を作ってもらいました。 飾り窓の先にはリビングが見通せます。 子供室からリビングが見えるのは良いことだと思いますので、窓を付けて大正解で…

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開放クローゼットにする部屋

左の部屋は開放式のファミリークローゼットにする予定の部屋です。 廊下に面してドアはなく、仕切のための腰壁と黒い木枠で仕切られています。 奥の黒枠の窓は子供室とつながる室内同士をむすぶ窓です。 中側から見るとこのような感じです。 石川淳建築設計事務所

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増築棟グレーのドア

増築棟へ渡る廊下の先にはグレーのドアあります。 いつもはドアは白か黒に塗装しますが、今回は奥様のご希望もあり、若干緑がかったグレー色にしています。 正面のドアが子供室で右が寝室、左の開放された部屋は共用クローゼットとして使う空間です。 天窓を設けて、中廊下が暗くならないように計画しています。

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渡り廊下部分の改修後

既存建物2階から増築建物2階への渡り廊下部分を見ます。 大きなFIX硝子の窓を外して、増築棟へつなぎます。 両方の建物の高さを合わせて床を平らにつなぎますが、数十ミリの誤差を解消する敷居が付いています。 こちらは既存棟の新築時。 硝子窓の向こうには庭が見えていました。 白い壁の向こう側に濃い木目の壁があり、その奥にまた白い部屋が連なるようにデザインされています。 …

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子世帯リビング・お住まいの様子

既存建物2階の子世帯LDKです。 この写真は2006年ごろの様子で、テレビの家具がまだありません。 壁は白のクロス貼りがベースですが、開口の向こう側、つまり1階の壁からつながる吹抜の壁が木目の強いインテリアーチ合板貼りとなっています。 白の壁越しに柄の強い壁を配置して、奥行きを感じやすいようになっています。 また、2006年時のブログでは竣工写真のみの掲載で、お住まいの様子を…

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母屋1階は窓を付け足しました

既存棟の1階です。(2006年完成時の写真) 増築後にこの部屋の壁面にキッチンを付けて増築棟1階を寝室にする予定でしたが、増築棟1階がLDKになりましたので、こちらは予備室的なホールとして使う事になりました。 これは現在の写真。(2013年) 増築工事時にスリット窓を付け足しました。 ベッドが置いてありますが、親世帯の入居に合わせて、二階にベッドルームは引っ越しです。 …

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寝室とサニタリー

親世帯の寝室コーナーにある洗面台です。 大工工事でカウンターを製作し50角タイル貼りとし、母屋とデザインを合わせてあります。 右の黒のドアの中が脱衣室とトイレです。 鏡はシンプルに既製品の収納タイプを取りつけています。 黒ドアを開けてはいると、トイレと洗濯機置き場、脱衣室です。 窓は高窓として、浴室の水蒸気を素早く出せるようにしてあります。 親世帯の浴室で…

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ワンルーム的親世帯LDK

親世帯のLDK奥のベッドスペースから見返します。 正面の窓が桜の見える掃き出し窓で外には小さな濡れ縁があります。 キッチンはコンパクトに使える壁付けのi型キッチンを採用。 ベッドコーナーとLDKの間は3本立ての引き戸で閉じられるようになっています。 ベッドコーナーの中には洗面台をつくりました。 写真の右手の見切れている方に浴室の脱衣室とトイレがありますが、洗面台は脱衣室から…

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親世帯はワンルーム形式

増築棟の親世帯リビングです。 親世帯は1階で完結するように設計していますが、2005年時の原設計では既存棟をLDKとして、この写真の増築棟を寝室とサニタリーとして考えていました。 2012年に計画再開時にお施主様と改めてお打ち合わせをした結果、桜の木の正面側に出来る増築棟にLDKを持ってくることにしまして、合わせて、LDKの一角を寝室として仕切れるようにしてコンパクトなワンルーム形式…

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増築棟から玄関を見る

増築棟から玄関を見ます。 右の収納の扉の中は増築棟側の靴入れで、既存棟の靴入れと別に用意してあります。 正面の乳白のドアは既存完成時から装備していたものです。 この写真の手前の半開きの乳白ドアが同一の場所を既存側から見た増築前の様子です。 石川淳建築設計事務所

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蓄熱暖房機のある玄関

改装後の玄関を既存棟側から見ます。 元々ポーチでしたが、玄関ホールとして生まれ変わりまして、左のカウンターのある面は壁の無かったところですが、はめ殺しの窓を設けて玄関の採光をとっています。 そしてカウンター下には蓄熱暖房機を設置。 1階部分は親世帯の住戸スペースとなりますが、玄関を挟んで既存棟と増築棟を行き来する時に玄関を通ります。 そこで、冬場のヒートショックを減らすため蓄…

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玄関ビフォア アフター

玄関の様子を中から。 右側が既存棟で、写真の上がり框のラインに玄関ドアがありました。 それを外して写真正面側に移動し、元々外のポーチの部分を玄関に取り込み、二世帯用の玄関として広く改修しました。 また、玄関から各世帯エリアの仕切として、既存の二階への階段入り口手前に硝子框戸を追加で付けています。(写真中央) こちらは外からの様子。 玄関ドアはいままで使っていた物を再…

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手作りブランコ

増築棟の前には桜の木がありますが、増築に伴い枝を切らなくてはなりませんでした。 その切った枝に施主の手作りによるブランコが取りくけられています。 こちらは全景のちょっと引いた写真。 左の既存棟の二階の黒の外壁の部分には今回窓を増設しました。 2005年の設計時には敷地の周囲が分譲される予定があって、どちら方向に窓を開けるべきかわからない状況でした。 今もいずれ分譲の予定…

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増築後の外観

増築後の外観です。 真ん中が玄関で、左は既存棟、右が増築棟になります。 木造の増築工事は法的なハードルが高いのですが、この計画では、最初の建築確認申請時に増築後の計画で申請してありますので問題も無く進みました。 法的には2005年に着工してから2013年まで工事中だったという形になります。 住宅には工事中の仮使用の制限が無いので途中中断の手続きはいりませんでした。 …

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新・増築二世帯の家M-n1

今日からは2006年に一期工事が終わり、2013年に増築二期工事を経て二世帯住宅として完成した「M-n1」の写真をUPしてゆきます。(写真は増築前) M-n1の名称はまだオウチシリーズに名前を一新する前の2006年当時に付けた名称。 Mはお施主様のイニシャルでnは庭付き、1は一戸建て、といった意味合いで、当時は西半分だけ完成したので、M-n1/2という表記でした。今回のこり1/2が東…

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増築棟の配筋検査

花見の家で増築棟の工事がいよいよ着工し配筋検査を行いました。 手前の桜の木の向こう側に増築棟を建設し、二世帯住宅へ進化します。 ちなみに後ろ姿は監督のO氏。私が始めて独自に設計した「Y.ケンネル」以来のお付き合いです。 石川淳建築設計事務所

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将来の二世帯住宅・将来になりました

今日も金曜日。 明日土曜からは横浜赤レンガ倉庫で建築家31人展に参加します。 さて、写真は2006年竣工した「将来の二世帯住宅・花見の家」の模型です。 将来二世帯住宅に進化できるように敷地の右側に空きをとって計画していましたが・・・ いよいよ、その将来が来ました。 これから右側の家を建築開始します。

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将来の二世帯住宅 施主の体験談

石川淳建築設計事務所のお施主さまM氏にお願いしていた体験談がまとまりましたので,ブログにUPすることにしました.以下がM氏の体験談.家づくりをこれから考えている方は参考にしてください. 文・逗子・M氏 -家を建てよう 家を建てようと思い、探し始めたのは約2年半ほど前になります。 その頃は、逗子に住み2年ほど経ち、海に近い事とのんびりした雰囲気が気に入りこの土地にずっと住みたいと思い始め…

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