週末は過日に行った東京赤羽の「URまちとくらしのミュージアム」へ団地見学続きです。
前川國男設計の晴海高層アパートの模型です。
建設地は今は晴海トリトンスクエアになっています。
1階の部分に付いているシリンダーが以前の記事に書いた部分。
https://jun-ar.seesaa.net/article/518240465.html
模型製作にたずさわった面々のお名前がありました。
アテンダントさんが構造模型を解説してくれます。
メガストラクチャ方式で、ここでは巨大な柱と梁の格子中に住戸を3段入れている形式です。
棟内の案内版がありました。
前川氏が師事したル・コルビジェ設計のユニテ・ダビタシオンを意識していると言われてますが、ユニテよりもはるかに複雑です。
（ユニテには2度宿泊しましたが、こんなに複雑ではないです）
エレベーターは1階・3階・6階・9階に着床しますが、他階には止まりません。
よって他階へは最寄り着床階から階段で行く形です。
1階の住戸は長屋のように直接GLからアプローチで、2階は先記事の外づけ専用螺旋階段から上がるタイプと3階から下りてくるタイプの住戸が混在しています。
なんでこんな複雑なことするのかと言うと、出来るだけ多くの部屋を外壁に面させて、通風+採光を取ろうとする試みの為です。
一番楽なのはエレベーターを増やして共用廊下を減らす事ですが経済的にそれは出来ないので、思案するのが共同住宅設計の醍醐味だと思います。
今はバリアフリーが必然なので採用しずらいですし、より多くの住戸を入れて売らないといけないので、「分譲マンション」設計には前記のような設計思想はもうありません。片廊下をバーッととおしてエレベーターにつなぐ形式のみに集約されています。
さて当時のエレベーターが保存されていました。
着床階の1階・3階・6階・9階の表示があります。
綺麗にしないで当時の落書きを残すあたりが粋です。
当時のアイドル名が刻まれていて「LOVE！」なんて書いてあります。
この記事へのコメント
ぼん
okina-01
Ｎｉｃｅ！の押し逃げで申し訳ないですが・・・。
今日の我が町・曇天で、気温が高く蒸し暑い天気模様に・・・散歩も汗掻く位の陽気に成ってます！！。
Boss365
「ユニテには2度宿泊・・・」は羨ましいです。
「片廊下をバーッととおしてエレベーターにつなぐ形式」のマンションに住んでいます（爆）。
エレベーターが保存されたますが「当時の落書き」あり、面白いですね。
今だと大変問題になる迷惑行為、最近はカメラあるので減ってる感じです！？(=^･ｪ･^=)
青山実花
いいですね。
絶対そのまま残すべきですよね＾＾
mayu
JUNKO
Rchoose19
確かに、不便な感じがしますけど味がりますねぇ～。
エレベーターの落書きも、古い新聞を見るようで
時代が感じられて楽しいですね🎵
夏炉冬扇
SUZURAN
SORI
大きな模型も展示されているのです。
建てられたのは1962年～1966年で、日本の歴史のひとつですね。
石川淳
>ぼんさん
>
>ナイスです！
石川淳
> okina-01さん
>
>訪問・足跡、有り難う御座います。
>Ｎｉｃｅ！の押し逃げで申し訳ないですが・・・。
>今日の我が町・曇天で、気温が高く蒸し暑い天気模様に・・・散歩も汗掻く位の陽気に成ってます！！。
石川淳
>Boss365さん
>
>こんにちは。
>「ユニテには2度宿泊・・・」は羨ましいです。
>「片廊下をバーッととおしてエレベーターにつなぐ形式」のマンションに住んでいます（爆）。
>エレベーターが保存されたますが「当時の落書き」あり、面白いですね。
>今だと大変問題になる迷惑行為、最近はカメラあるので減ってる感じです！？(=^･ｪ･^=)
石川淳
>青山実花さん
>
>当時のエレベーター、
>いいですね。
>絶対そのまま残すべきですよね＾＾
>
石川淳
>mayuさん
>
>古い文化の中にも、味のあるものがたくさん（＾－＾）
石川淳
>JUNKOさん
>
>とても懐かしいエレベーターです。
石川淳
>Rchoose19さん
>
>こんばんわ。
>確かに、不便な感じがしますけど味がりますねぇ～。
>エレベーターの落書きも、古い新聞を見るようで
>時代が感じられて楽しいですね🎵
石川淳
>夏炉冬扇さん
>
>エレベーターの落書き。保存ものですね。
石川淳
>SUZURANさん
>
>お邪魔しました (o^―^o)☆彡
石川淳
>SORIさん
>
>jun-arさん おはようございます。
>大きな模型も展示されているのです。
>建てられたのは1962年～1966年で、日本の歴史のひとつですね。