
去年10月の奈良への建築見る旅
奈良公園に隣接している奈良県庁舎へ立ち寄りました。
旅の予定には入れて無かったのですが、通りすがりに見えた外観に吸い込まれました。
設計は取り壊された旧国立競技場の設計にも携わったという片山光生氏。
建設省の局員で、奈良県立美術館、県立文化会館も同氏の設計との事。
この庁舎は1965年竣工との事で、私より1年先輩。
現地でネット検索すると、屋上が開放されているとの事で、入館してみることに。
低層棟で囲まれた芝生の外構にはシカが歩いています。県庁にもシカとは、さすが奈良県。

低層棟の1階はピロティになっていて、コ形に庁舎の前に配置されています。
丹下健三氏の香川県庁舎を思い起こしますが、あちらは1958年竣工です。
周囲のピロティや庁舎外壁周囲の跳ね出しバルコニーの様子など当時のトレンドですが、棟屋の存在感が個性を爆発させていて面白いです。
まったくノーマークでした。

すべてEOS6D+EF17-40mmF4L)
本館を背にして低層棟を見返し。
この後入館証をもらって屋上へあがりました。