
敷地は道路から7.3mあがったひな壇状敷地で、階段までは造成工事で完成していました。
さて、敷地の中からの転落防止のために白の腰壁を作っています。
ちなみに、ひな壇敷地のコンクリート擁壁の真上に手摺りや壁やデッキを載せている風景をよく見ますが、本当は一般的にNGです。
擁壁の設計時に上部に加重がかかるのを計算して設計している場合はOKとなります。
と言うことで、ここでは擁壁の設計者へ質疑を出したところ、加重を見てないとの事で、塀は擁壁からセットバックして敷地の土の上に立てる事にしました。
実際は乗せても大丈夫でしょうが、コンプライアンスをうるさく言う時代にあってはやむおえない判断です。
石川淳建築設計事務所