2世帯共用の玄関

玄関は1箇所で、二世帯共用で使います。 正面に上がって右が兄室、左が妹室です。 靴入れは左の壁に共用できる形でありますが、右の兄室内には小さめながら専用靴入れがありますので、共用部分の靴入れは妹様用で考えています。 それぞれのエリアには木製引き戸を付けていますが兄室扉に乳半ポリカーボネートをはめて南の光が漏れるようにしてあります。 室内は玄関のみ共用で左右に分かれると内部…

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玄関ドアはリクシルの製品を使用

玄関です。 白の二つのボリュームが黒のスリットを挟んで並んでいるようなデザインとして、黒の木貼りの「くぼみ」の1階部分に玄関ドアを配置。 今回はお施主様と相談した結果リクシルの製品ドアを選びました。 ドア左の壁は木貼りの壁で、インターフォンとポスト口を取り付けます。 インターフォンは二世帯住宅ですが、外器は1セットだけ取りつけて、室内は壁付け親機の他コードレス子機を1台使…

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防火地域を避けて建築

建物北側から見た様子です。 敷地は広々とあるのですが、半分ほどが防火地域にかかっています。 防火地域内に建築するときは、100㎡未満にして準耐火建築物にするか、コンクリートなどの耐火建築物にする事になります。工事予算や地盤の補強の事から木造2階建てで作りたいため、防火地域の線引きを避けて、建物配置を敷地南一杯に寄せて、準防火地域内に立てる事にしました。 (ちなみに東京都内23区…

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ハコノオウチ09 兄妹のための二世帯住宅

今日からは兄と妹(きょうだい)のための二世帯住宅をUPしてゆきます。 都内23区内ですが、ゆったりとした地型の多い地域。 ご両親が昭和40年代に建てた家にお住まいでしたが、ご両親も亡くなられ、兄と妹 独身のお二人が自分たちのために建て直す事を決めて、設計のご依頼を頂きました。 こちらが取り壊す前のご自宅。 完成した後、昭和50年代に2階へ増築がされているようで、耐震的に心…

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中之条ビエンナーレ2015 積善館向新(36番会場)作品109・110

積善館の赤い橋の手前に積善館向新会場があります。 宿泊には使われず、今は建築の保存として使われているようです。 玄関を入ると中廊下があり左右に宿泊室だった部屋が連なります。 作品109森藤文華氏・葛沁芸氏の作品 作品110赤堀里夏氏の作品。 積善館の元禄の湯の窓からこの展示が見えていました。

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住宅のセミナーを行いました。

今日も金曜日。 事務所に飾ってあった花をカメラ女子風に撮ってみました。 広角ばかり使う建築関係者の私にはクローズアップ撮影が新鮮です。 先週、いつも工事をお願いしている工務店さんからの依頼で、1時間ほどのセミナーを行いました。 こちらはその様子のWEB(内田産業さんのHPです) http://iest.biz/blog/5309/ 私が設計した住宅で過去に「渡辺篤史さ…

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ティラピススタジオ ARC Laboのデザイン

ティラピススタジオのためのインテリアデザイン提案を行いました。 東京赤坂のビルの上階の1室をスタジオに改装するための原型案の提案です。 インテリアの設計自体は行わず、イメージスケッチを書いて差し上げ、それに向けて施工社さんが作ってゆく方式ですすみました。 体に優しい感じをインテリアの素材でも表現しようと考え、入り口正面にはパイン材に白フキトリ塗装をした壁を立てて、サインを取り付…

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設計・施工 12ヶ月で完成

夜景外観写真、斜めに見たところです。 四角い外観に斜めの屋根を載せた様子がわかる写真です。 2014年の11月にラフ案のご提案をしてから竣工の2015年11月まで12ヶ月で完成しました。 施工も、いつも工事をお願いしている数社の中から相見積もりで決定し、工期6.5ヶ月ほどでスムーズに完成しました。 偶然ですが、ここから500mほど離れた場所でまた新しい住宅の工事を始めます…

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積善館に宿泊・宿泊室

積善館の旧館、木造3階建ての3階部分です。 宿泊した部屋はこのイ-33号室 窓からのながめです。 赤の太鼓橋が見渡せる良い部屋にしてくれました。 正面の3階建ての建物の1階が有名な「元禄の湯」のある場所。 チェックインが夕方でしたで暗い写真ですが、「昭和」を思い出すたたずまいでGOODです。 室内は窓際に洗面台がありますがトイレは共同。 内風呂は無いですが、「元…

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積善館に宿泊・白蓮さんの歌

積善館のフロント右には古い資料を展示したコーナーがあります。 そのなかには、NHKの朝ドラ「花子とアン」で仲間由紀恵さんが演じた「白蓮」さんの記載がある資料がありました。左下に署名がありますね。 一段高い間です。 1階は家人のための空間だったそうです。 2階へ上がる内階段。 こった作りの折り返し階段で、途中に障子の開口があって素敵です。 2階の昔宿泊室…

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積善館に宿泊・木造の外観

中之条ビエンナーレの途中で宿泊した現存する日本最古の湯宿建築の積善館さんです。 この旧館は四万温泉のメイン通り側にあり、裏の山の上のほうに新館があり、両方にエントランスがあります。 木造のこの建築は元々、住まいとして建設された物で、その後旅人を泊める旅館を始めることになったそうです。1階は家族が住まい、2階を貸し部屋として運用していたそうで、その時に使っていたのが、外観にある外階段だ…

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模型修理

今週も金曜日。 設計相談のご家族に会いに地方へ行ったり、現場の監理などをしつつ、展覧会用の模型の修理をしております。 老眼が進んで模型の作業は四苦八苦します。 近所猫。 自由でいいですね。 石川淳建築設計事務所

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7.5畳ほどのルーフテラス

ルーフバルコニーです。 広さは7.5畳ほどで、広々としています。 床はFRP防水で周囲は立ち上がりの手摺り壁をたちあげ、その上にスチール製の手摺りを廻します。 これだけ見るとコンクリートの住宅のように見えます。 10年ほど前だと、FRP防水の場合は面積の制限がありましたが、今では信頼性が上がった事から、木造でもこのように広く作れます。 こちらが室内側。 「…

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防火サッシュでくろうします

ルーフテラス前のキャットウオーク見返しです。 横長の滑出し高窓や引き違い窓、下階では立て滑出しの縦長窓を使用していますが、数年前からの防火サッシュの種類の激減には設計者として苦労します。 先日リクシルの開発担当さんが商品開発のための聞き取りで、設計者が欲しいサッシュについてお話しをする機会がありました。 たとえば、数年前ならアルミサッシュで出来た正方形のFIX大窓もこの家で…

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ルーフバルコニーへのキャットウオーク

ルーフバルコニーへ上がるキャットウオークです。 窓は引き違いの窓を2連並べてにじり寄って外へでるような高さです。 東向きで、直射は午前だけで、その後は安定した光をリビングへ届けます。 床を透明にした事で、下から見上げで空も見え、光も通ります。 木の梁を通して、木の根太を等ピッチで入れて、ポリカーボネート板を敷いてあります。 普通の木造床の組み方と変わらないので、工事費が…

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エアコン後付け工事

ルーフバルコニーへ上がる階段上から見下ろし。 手摺りはいつものスチールパイプの溶接で製作したものです。 中央上にロフトの横スリット開口が見えます。 壁にエアコンが付いていますが、エアコンの付け位置はいつも悩みます。 本工事に含んでエアコンを工事すればデザイン上一番良い場所へ取り付けできますが、その分工事費がUPします。入居後工事で量販店で付ければ費用は安くなるのですが配管の工…

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CR-Xで積善館へ

クルマネタです。 中之条町四万温泉の日本最古の湯宿建築「積善館」に宿泊。 奧に駐車場があるそうですが、「車体が低そうですねえ、奧の駐車場は少々段差があるのでエントランス前でよろしければ駐車してください」とお言葉いただき、正面玄関横に駐車。 一応記念写真。

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積善館に宿泊・2015年中之条ビエンナーレの途中に

昨年訪れた群馬県中之条ビエンナーレには一泊二日で行きました。 1日目の夕方、宿泊する中之条町の四万温泉にある積善館さんに到着。 四万温泉の会場を2日目の朝から廻ります。 さて、積善館は現存する日本最古の湯宿建築です。スタジオジブリの千と千尋の神隠しの宿のデザインにも引用されているとのこと。 建築家として是非宿泊しなければいけません。 赤い欄干の橋を渡って宿へ向かいま…

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