建ペイ率外の部分

ハコノオウチ05は法令的に地下1階+地上2階となっていますが、建ペイ率が厳しいところなので、出来るだけ室内を広くしようと細かいアイデアを盛り込んでいます。 写真の壁の引っ込み部分ですが、地上面から高さ1M未満に抑えて建ペイ率の除外部分になるようにしています。 テレビを置くためのスペースで、黒のカウンター下はDVDやその他の収納部分にしています。 敷地の形なりに張り出していますの…

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青森・県立美術館から八甲田丸へ行って

八戸へ住宅相談会へ行く途中で県立美術館を見るためによった様子つづきです。 青森市内へ循環バスで移動して、駅前から徒歩で八甲田丸へ。 入場料を払って、船内へはいると、あちこちに蝋人形がいらして、見学者を出迎えます。 こちらブリッジにたたずむ制服の航海士さん。 おがさわら丸の見学を思い出します。 機関室も自由に見学可能。 たしか、おがさわら丸は4m/Lの燃費と聞きまし…

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渡辺篤史の建もの探訪さんが下見に

今日も金曜日。 さて、「ハコノオウチ04アトリエのある大家族の家」に建物探訪さんが取材に入る事が決まりまして、先日スタッフさんの下見が行われました。 渡辺さんご自身は下見には同行されず、後日の撮影の時に初めて訪れる事になります。 番組で渡辺さんがベルを押して、家主さんが出てきてご挨拶しているシーンは本当に初めて会った状態のご挨拶で、その後家の中を見る渡辺さんはこれまた、リハーサ…

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借景を切り取る窓

親世帯リビングの奥から窓を見ます。 右の引き戸の先が玄関で、引き閉めることができ、手前の見切れている開口がキッチンです。 正面の窓は取り付け位置を高くして歩行者が見えないようにしていることと、室内からは隣地の桜の木が見上げられるような位置関係になっています。 LO-E硝子ですので外から見ると反射して内部が見えにくりですが、中からだと特に光が弱くなっているような感じはありませ…

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空がある1階リビング

1階親世帯リビングから玄関方向を見ます。 左の大窓は道路側のファサードにあった正方形の大窓で、1階リビングに採光と外の眺望をもたらします。外の道路から距離も短いことから、窓の下端の高さを道路面から1.5Mほどとりました。 結果、通行人の視線が室内の人のいる高さにはいらないようになり、プライバシーが確保される事と、室内で通常座っている時には、窓外道路対岸の大きな広場に立つ桜が見え、また…

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玄関入って親世帯リビング方向

玄関ホールに立つと、親世帯リビングが開けます。 写真に写っていませんが、すぐ左側にトイレのドアがあり、写真の梁下を抜けると親世帯リビングです。 右の窓はファサードにあった大きな正方形の窓で、主に眺望を取るためのFIX窓。 正面の縦長窓が換気用の窓です。 方位は正面が南ですが、隣家が迫りますので換気用窓のみを付けています。 換気窓は二段に分かれていますが、下窓の下端が…

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親世帯玄関

二世帯住宅のハコノオウチ05の親世帯玄関です。 1階は建物裏側が半分地面に埋まっているため高基礎としていて、左の黒のラインの位置が基礎の上端で、ドアの付いている壁も基礎の上端は同じ高さです。 デザイン上白の壁を基礎の外側にかぶせて下ろすことで基礎が低いように見せています。 ドアの左上横にあるのは縦口のポストで、構造の安定性を優先した結果、基礎コンクリートの上に作りました。そのた…

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明日6月22日に武蔵野プレイスでセミナー行います

明日(2014年6月22日)東京都武蔵野市の武蔵野プレイスにて小規模なセミナーを行います。 主催は上記写真のOUCHI-09やOUCHI-05や11、21等を施工してもらった工務店の「内田産業」さんで、家づくりをこれから考えている人向けの家づくり勉強会です。 午後の1時半から開始で、建築家のU設計室/落合雄二さん、私石川淳、ファイナンシャルプランナーさん等がセミナーを行います。 …

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リフォーム二題

今日も金曜日。 時代背景か最近リフォーム工事のご依頼が多くなってきました。 と言うことで、こちらは東京都内の木造二階建てを減築してスタジオに改装するリフォーム工事 1階室内をスケルトンに解体して、外壁を2辺面減築し、屋根の雨漏りも直してシンプルな片流れ型に改良する工事です。 そして、こちらは鉄骨造の4階建て住宅の1階と2階を改装する工事。 1階のリビングを2…

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スチール窓にLO-E硝子

大きな正方形の窓は防火アルミサッシュの製作限界寸法が小さいため鉄製の特注製です。 西に向いた窓で、しかも2m角の大きさなので西日対策が必要です。 そのため、LO-E硝子(熱線反射ガラス)の網無し耐熱強化ペア硝子という高機能硝子を使っています。 光を反射するため若干鏡のように景色の反射が外部に起こります。 逆に室内が外からあまり見えないので、プライバシーも適度に確保可能です。 …

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スチールサッシュを多用

ファサードで目を引くのは黒で枠を塗装したスチールサッシュかと思います。 住宅用の防火アルミサッシュが一斉に種類が減ってしまったため、木造でもスチールサッシュで特注した窓を多用しています。手前の横長の開口は1階が親世帯の物干しバルコニーの開口で、その上の2階の横長窓がスチール枠のFIX窓です。柱を挟んで向こう側に回り込んでいる側は滑出しのアルミサッシュを組み合わせて、見た目が同一のサッシ…

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沼袋にあるハコノオウチ05です

二世帯住宅のハコノオウチ05です。 敷地は当事務所からほど近くの沼袋という場所。細くて緩い坂道に面した敷地で、道路幅は4mありません。そのため竣工写真も引いて撮ることが困難で全景を1枚で収める事ができません。 さて、勾配の付いた前面道路から元の敷地は1mほど上がっていて、取り壊し前の既存住宅の地面は写真の左手前の花壇の高さでした。新築建物の裏手側はこの高さで地面が廻っていますので、3…

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NEW 二世帯住宅ハコノオウチ05

※ハコノオウチ04が「渡辺篤史の建もの探訪」で放送決定。放送日は追ってお知らせします。 今日からは新しい住宅ハコノオウチ05の竣工写真をご紹介してゆきます。 ご夫婦2人とお母さま1人の二世帯住宅で、1階部分を母の家とし、夫婦2人の個室とサニタリーを2階に。3階は屋上バルコニーにつながるリビングダイニングの空間としています。 道路を挟んでお向かいには桜の木のある広場があります…

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ムック本表紙の住宅の模型を横浜で展示

今日はおしらせ。 先日発売されたムック本「住まいの外観」の表紙に使われている住宅の設計時の模型を横浜赤レンガ倉庫の模型展覧会「建築家31人×3WORKS展」で今日と明日(6月14日、15日)展示しています。 ワールドカップも見逃せませんが、こちらにも是非いらしてください。赤レンガ倉庫ではメルセデスベンツのイベントも行われていて、大変賑わっています。 〒231-0…

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ハコノオウチ07が竣工と中庭のある家現場

今日も金曜日。 さて、写真は先週完成お引き渡ししたハコノオウチ07です。川に面していることから、リビングに正方形の大きな窓を作って景色をたのしめるようなプランです。 こちらは中庭のある切妻屋根の家。 中庭の植栽が行われ、クロス貼りの下地処理をおこなっています。 石川淳建築設計事務所 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 東…

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設計から完成まで11ヶ月と20日ほど

※ハコノオウチ04の「渡辺篤史の建もの探訪」で放送が決定。放送日は決まり次第お知らせします。 ハコノオウチ04は今日で最終回です。 2012年の12月初旬に第一案のプレゼンを行わせていただき、すぐに設計契約し、設計図の完成が2013年の4月になりました。すぐに相い見積を開始し同年7月に着工、工期が4.5ヶ月ほどで完成お引き渡しが2013年11月末となりました。 概ね1年間ですが…

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ハコノオウチ04が建物探訪の取材を受けること決定

※ハコノオウチ04の「渡辺篤史の建もの探訪」で放送が決定。放送日は決まり次第お知らせします。 外観夜景です。(昨日のブログの記載の通り夜景ではなく、「朝景」です。) 黒の仕上げをこんなに大面積で採用したのは初めてでしたが、均一な仕上げになって、安心しています。施工者さんの努力で、なるべく黒が強く出るようにしてくれました。 屋根は緩い片流れで反対側に流したガルバリウム鋼板の立ちハ…

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竣工写真撮りの時間は最後のお別れの時

※ハコノオウチ04の「渡辺篤史の建もの探訪」で放送が決定。放送日は決まり次第お知らせします。 リビングの夜景写真です。が、実はお引越当日の朝に急いで撮影した朝の様子です。 竣工写真は建物の完成と検査とダメ工事とお引越のせめぎ合いの時間の中で撮ります。 今回は午前中一杯を撮影時間として頂けましたので、朝の内に照明の灯った写真を数カット撮ることができました。 竣工写真を撮るひとと…

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バウンド光で照度とるリビング夜景です

※ハコノオウチ04の「渡辺篤史の建もの探訪」で放送が決定。放送日は決まり次第お知らせします。 ハコノオウチ04のリビングダイニング夜景です。 天井高さが高いので、地明かりは壁付けの両口ハロゲンランプを2つ備えて天井に当ててバウンド光をとるようにしています。 照明のLED化が進んでいますが、この手の大光量のランプはまだ見当たらないので、照明計画をする時になかなかすべてをLED化する事…

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